こんにちは。
心理セラピストの mari です。
前回、「心のモヤモヤ」を解消するための言語化のお話をしました。
この「言語化」
生きづらさを感じている方の心の回復には、言語化がとても重要なのです。
言語化しないと生きづらさは続いてしまう
なぜ心の回復に言語化が重要なのでしょうか?
生きづらさを感じている人の中には「自分の感情がわからない」という状態がよくあるのではないでしょうか。
「感情がわからない」という状態は、自分の感情にフタをして抑え込んでしまっている心のクセです。
この心のクセが生きづらさの原因のひとつです。
苦しみがずっと続く理由でもあります。
感情にフタをするメリットとは?
わきあがってきた感情がネガティブなものほど「感じたくない」ものです。
心の危機に直面したときに、自分を守るために無意識にはたらく心の防衛反応です。
感情にフタをして抑え込んでいる人は、
「嫌な感情を感じなくて済む」
このメリットのために、感情にフタをし続けてしまいます。
その結果、「自分の感情がわからない」状態が続いてしまうのです。
短期的にはメリットと言えますが、長期的に見ると恐怖や悲しみが心の奥に蓄積されていくというデメリットがあります。
抑え込んだ感情は消えてなくならない
衝撃!
ご存知でしょうか?
感情にフタをして抑え込んでも、その感情は消えて無くなることはありません。
一見、楽観的な考えに思えますが実はとっても危険です。
本来、感情がわきあがって来ることは自然なことです。
わきあがる不安・恐怖・寂しさ・怒りなどの感情を抑え込んでしまうと、
「なんだか苦しい」
「なんだか生きづらい」
理由のわからない心の苦しみが続くことになってしまいます。
心の回復のための具体的な言語化の方法
あなたは誰かのために言葉を探すことはあっても、自分のために言葉を探したことはありますか?
私たちは、誰かに自分の思いを伝えるときには「どう表現したら伝わるのか」言葉探しをします。
言語はコミュニケーションの一つですよね。
ここで大切なのは、自分のために言語化するということです。
心の回復のために、自分自身とのコミュニケーションを深めてみてください。
上手な文章じゃなくていいんです。
キレイな言葉じゃなくていいんです。
「頭の中で描いているものと同じものを描けるような言葉にする」
自分自身に伝わるように、より明確な言葉にしてみてください。
言語化は感情を理解して受け入れる第一歩
わきあがってきた感情や想いを言葉にすること。
その感情がいったい何であるかを明確にすることで自分自身への理解は間違いなく深まります。
不安や恐怖、悲しみや怒り、惨めさや恥。
抑え込んでいた感情を明確な言葉にすることで、脳は感情をちゃんと理解し、理解できたものはちゃんと消化されていくものです。
これは、心の回復において自分を受け入れていくステップです。
消化された感情や出来事は、もう悲しい過去ではなく明日への糧でしかありません。
まとめ
いかがでしたか?
心の回復において言語化の重要性をお話ししました。
目を背けた感情は消えて無くならないのです。
漠然とした感情に振り回されないためにも、心の不安や苦しみは言語化してみてください。
自己理解を深め、自己受容へのステップです。
心の回復のために、自分自身のどんな感情も大切に扱ってみてください。
あなたはもう、自分を大切にしてもいいんですよ。
感情や想いの言語化は、心の回復にとっても重要なのです☺︎
「言語化がうまくいかない」
そんなときは、私と一緒に言葉探しをしませんか?
自分の感情をひとりで紐解く作業は、決して簡単ではありません。
カウンセリングは、あなたが頭の中で描いているものと同じものを、カウンセラーも頭の中で描いていきます。
人の心には人が必要な意味でもあり、一緒に進めていく大切さでもありますね。
根っこにある閉じ込めた感情を言葉にしていくことは、あなたの心のバランスを取り戻す助けに必ずなります。
モノクロの世界が色鮮やかになっていく。
そんな景色を一緒に見にいきましょう⟡.·
最後までお読みいただきありがとうございました。